- がんばっても会話は一言二言話して終わり。
- 会話を長引かせたいけど何を話していいのかわからずに沈黙。
- コミュ障なりに、なんとか話しかけなきゃとはがんばっている。
そんなコミュ障の自分から変わりたくて手に取った本がメンタリストのDaigoさんが著作の『コミュ障でも5分で増やせる超人脈術 』。
「どうせ自己啓発本でしょ」
って軽い気持ちで読んだら、心に刺さるわ刺さるわ。
最近コミュニケーションに関する本をたくさん読んできましたが、ここまでわかりやすく心に刺さる本はありませんでした。
自分の内向的な性格を受け入れて、それを良さへと変える考え方。今からでも間に合う上手な人間関係の築き方。
人付き合いの悩みを軽くしてくれるノウハウが満載の一冊だったので紹介します。
簡単な要約
人の輪をふやすため必要なのは、『自分を魅力的な人物につくり上げること』。
この本では具体的には、
「この人とつながりたい!」と思われる人間になること
を1つのゴールとしています。
そして魅力的な自分を作る中で、紹介されるテクニック1つ1つがモノの5分以内で実践できるようなものとなっています。
「なぜこうするのか?」「なぜしなければならないのか?」
と詳しく解説が施され、
『人脈づくりのテクニックだけを紹介』というよりは
『人脈づくりにおける基礎固めの教科書』
のような内容となっています。
小手先のテクニックだけでなく、人脈づくりの本質を学べる事ができるので「この方法は自分に合わないな」と思っても自分なりに応用していくこともできます。
熱血論ではない。
松岡修造さん並の熱血指導で「自分の殻を破れ!」と、超売れっ子ビジネスマンのように外交的な性格を作り上げることを勧めてくる本があります。
「それができねぇから困ってんだよ」と言い返したくなるところですが、
この本では
「自分のコンプレックスを活かして、最高の人脈ネットワークを築く方法」
を伝授してくれます。
内向的な人に、むりやり「積極的になれ!」なんてことは言われません。自分の性格そのものを変えることなく、自分に合った方法を伝授してくれます。
まちがった認識を解こう
幸福はお金や名声ではなく、人付き合いで決まる。
お金持ちでも、孤独は寂しいからお金で人を雇う。
どれだけ人気者でも心から信頼できる人がいないと、ひとりで悩みを抱こんでしまいますから幸福は人付き合いで決まるってのは、なるほどなと思いました。
この本では具体的に幸福を得るための段階として、
- 人脈づくりの誤った思い込み
- 自分の理想の人間関係を考える
- 理想を叶えるためのテクニックを覚える
- 人間関係でストレスを抱えないためには
などが書かれています。
紹介されるテクニックはどれも、すぐに実践できてタメになるものばかり。
しかし、どんなテクニックより序盤に取り上げている、
「内向的=人付き合いが苦手」
とか
「生まれもったカリスマ性、魅力がなければ人脈はつくれなさそう…」
っていういかにも多くの人がそう考えてそうな先入観を取り除いてくれるのが一番心惹かれました。
どんなテクニックを紹介されて実践しても長くは続きませんから、こういった取っ掛かりやすい身近な価値観から紹介してくれるのはとってもありがたかったです。
1番なるほどと思った話
内向的(コミュ障)といえば
- 他人との会話が苦手
- 引っ込み思案
- 人前での発表なんてもってのほか
人間関係の構築において、外交的で行動が活発な人に勝つ要素なんてないと思い込んでました。
しかし、内向的なことは悪いことではないと教えてくれます。
内向的な人は、初対面の人との会話を苦手とする反面、
感情を読み取る能力が高く、深い人間関係を築く力がある。
ただ人に接する機会、経験値が足りないだけ。
内向的な人が足りない経験値を補うためのテクニックを紹介してくれます。
内向的なぼくにとって、「コミュ障でも無理に変わる必要はないんだ!」と勇気と希望を与えてくれました。
圧倒的読みやすさ
めちゃくちゃ読みやすい。
取り上げているテクニックがどんな場面で使われるのか、具体例があげられているので頭でイメージがわいてスラスラ理解できました。
Daigoさんの実体験も上げているので、テクニックだけがつらつらと書かれていて嫌になるなんてこともありませんでした。
テクニックや考え方についても、成功した人の体験談や憶測ではなく、しっかりとしたデータの元で算出せれたものや心理学の観点から効果がある。と、効果の裏付けがはっきりと書かれています。
つまり、信頼できる文章なんです。
ぼくも1ブログ製作者としても、この文章力と分かりやすさは参考にさせていただきたいと思いました。
まとめ:すべては自分の意識次第で変わる
結局この本から学べる事は、あくまで人脈をつくるテクニック、考え方だけなんですよね。
「こういうテクニックがあるよ!」
「こういう考え方もあるんだよ」
と、自分の可能性の幅は広がったように感じますが、実際は勉強などと同じで、インプットだけでは意味がありません。
まずは、人に話しかけることがすべてなんですね。
でも、この本で紹介されているようなテクニックを身に着けることで、初めて自信をつけることができると思います。
コミュ障、内向的な人って自分に自信がない場合が多いと思うんですよ。自信がないまま人に話しかけてもオドオドして終わりですから、「知識を自信に変換して、行動を起こす」ことが大事なんだなと考えさせられました。